STEM教育導入の課題2
■課題3:家庭や地域による格差
前ページで紹介したように教育現場でのITC活用の遅れは日本のSTEM教育の浸透への大きな妨げとなっておりますが、これは学校などの教育現場だけでなく、家庭や地域の格差によってさらなる複雑な問題と化しています。
例えば必要なタイミングで端末を購入できないといった問題や、インターネット環境がせいびされていないというケースも多くあります。
また家庭内においても同様で、今では当たり前のように自宅においてもインターネットが利用できるというのが普通ですが、当然家庭によって収入格差の関係しているため、自宅でインターネットが利用できないという事も問題となっています。
■課題4:理系科目へのアレルギー
日本の小学生の多くが算数や数学、理科やなどの理数系科目への苦手意識が高い傾向にあるといわれています。
STEM教育のはそんな子どもたちが苦手としている数学・化学・技術・工学などの理数系科目を学ぶことが目的の教育のため、STEM教育の内容をきいただけで、苦手反応意識が高まり、敬遠される可能性も高いです。