e-スポーツとは
ここ何年かの間に日本でも多くのメディアに取り上げられるようになった「e-スポーツ」。
e-スポーツという言葉を聞いたことある人もいらっしゃるとは思いますが、詳しいところまで理解している人は少ないかと思いますので、
改めてe-スポーツについてご紹介したいと思います。
「e-スポーツ」とはコンピューターゲーム(ビデオゲーム)をスポーツ競技として捉える際の名称で、エレクトロニック・スポーツ(electronic sports)の略称で、広義には、電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指す言葉です。
日本ではe-スポーツが話題になるようになったのはここ数年ですが、実は歴史は古いのをご存じでしょうか。
アメリカで1997年に初めてeスポーツのプロフェッショナルイベントとしての競技会が開催され、これを機に大会の規模や賞金が大幅にアップし、競技として拡大していきました。
日本でも1991年に発売された対戦型格闘ゲーム「ストリートファイターⅡ」が爆発的な人気を博し、日本全国でもトーナメント形式の大会が広まりました。
その後2000年代に入ってから日本でもeスポーツという単語が使用されるようになり、2007年6月には日本eスポーツ協会設立準備委員会発足し、2011年11月には第1回eスポーツJAPAN CUPが開催されました。
2013年4月には株式会社マイルストーンがJapan Competitive Gaming(JCG)を設立し、eスポーツ界の進化と日本の現状におけるギャップを埋めるために、基盤となるアマチュア層の充実を測るために活動を開始しました。
そして2015年4月には一般社団法人日本eスポーツ協会(JeSPA)が設立され、同年10月には一般社団法人e-sports促進機構が設立されました。その後も多くの機構や団体が設立され日本でのeスポーツ市場も拡大しつづけています。
現在世界中でのeスポーツの競技人口は約1億3,000万人とも言われており、特に本場のアメリカでは約1000万にものeスポーツプレーヤーが世界的な大会に出場しており、2番目に多いとされる中国や韓国の3,000人を大きく引き離しています。
日本でも競技人口は徐々に増えており、約400万人近くいると言われており、世界的な大会に出場したプレーヤー数は僅か700人程度とまだまだ先進国に比べると圧倒的に少ないです。
そこで今では高校の部活動でeスポーツを取り入れるところも増えて起きており、これからますます競技人口は増えていくのではないかと予測されています。