世界のSTEM教育の実情

日本は世界に比べてSTEM教育が遅れていると言わざるを得ません。
では世界ではいったいどのようなSTEM教育が取り組まれているのかを紹介します。

STEM教育の前身は科学技術人材の育成を目的として、1990年代にアメリカ国立科学財団が用いはじめ、その後2009年にアメリカの元大統領オバマ氏の演説によってSTEM教育が一気に世間の注目を集め、その後世界中の教育現場で取り入れられるようになりました。

■海外諸国においてのSTEM教育の現在について

STEM教育発祥の地であるアメリカではSTEM教育5ヵ年計画として、STEM教育分野の教員を10万人に増やす取り組み等が実施され、2015年にはコンピューターサイエンスが義務化されたSTEM教育法(現STEAM教育法)が制定されるなど、国全体で取り組みを強化しています。

アジアで地域でもシンガポールではSTEM教育を強化するためにサイエンスセンターを設立し、次世代の人材育成を積極的に進めており、台湾ではSTEM教育の観点から3Dプリンターやレーザー加工機を活用して設計した家具などを制作する「自造者教育」と呼ばれる取り組みがおこなわれています。

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